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ラグビーではティア1、ティア2という言葉があります。
ラグビーになじみが無い方は、「???」という状態ですよね。
そんなに難しい言葉ではないのですが、言葉の意味と所属する国が分かることで、ラグビーニュースを見た時の分かりやすさが違ってくると思います。
この記事で一緒に勉強していきましょう♪
Contents
ラグビーでいうティア1/ティア2とは?
まずは「ティア」を辞書で調べてみました。
ティア=Tier
tier
【他動】
~を段々{だんだん}に並べる
〔荷物などを〕積み上げる
【名】
段階{だんかい}、列{れつ}、段{だん}、階段{かいだん}、階段状{かいだん じょう}の座席{ざせき}、層{そう}
By 英辞郎(アルク)
ラグビーでは、強さを表す”世界ランキング”とは別に強さの序列別に3段階のグループに分けて国を表現することがあります。
- ティア1は一番強いグループ・・・強豪国で構成されるグループ
- ティア2は真ん中のグループ・・・中堅国で構成されるグループ
- ティア3は一番下のグループ・・・発展国で構成されるグループ
当然ですがティア1には世界ランキング上位の国が含まれますし、ティア2,3はその下の順位のグループが含まれることになります。
それぞれの所属国一覧
具体的に各国の世界ランキングと所属するティアを一覧で紹介します。
ティア1
ティア1はラグビーチャンピオンシップ(南半球4か国対抗戦)の出場国4か国とシックスネイションズ(欧州6か国対抗)の出場国6か国、計10か国で構成されています。
国名 | 世界ランキング |
NZ | 1位 |
アイルランド | 2位 |
イングランド | 3位 |
ウェールズ | 4位 |
南アフリカ | 5位 |
オーストラリア | 6位 |
スコットランド | 7位 |
アルゼンチン | 9位 |
フランス | 10位 |
イタリア | 15位 |
なおアルゼンチンは元々ティア2所属でしたが、2007年、2011年のワールドカップで好成績を残したこと、2012年から南半球対抗戦であるラグビーチャンピオンシップに参加したことなどからティア1へと昇格した経緯があります。
ティア2
ティア2はワールドカップ出場国ではありながらもあまり成績が奮わない、、、といった13か国で構成されているようです。
ティア2の中ではティア1入りに最も近いとして「日本」「ジョージア」「フィジー」が注目されている。
日本とジョージアは前回ワールドカップでそれぞれ3勝、2勝と比較的好成績を残している。
フィジーに至っては世界ランキング8位に入るほどの強豪。
日本も含めてティア2からティア1昇格にも期待したいですね!
「ティア1昇格の実績のあるアルゼンチンはワールドカップで3位、ベスト8などの好成績を残したんだ!」
国名 | 世界ランキング |
フィジー | 8位 |
日本 | 11位 |
ジョージア | 12位 |
アメリカ | 13位 |
トンガ | 14位 |
サモア | 16位 |
ウルグアイ | 17位 |
ルーマニア | 18位 |
ロシア | 19位 |
スペイン | 20位 |
カナダ | 21位 |
ナミビア | 22位 |
ポルトガル | 28位 |
ティア3
ティア3は今のところワールドカップの出場等は経験がないけど、今まさに強化に力を入れているチームという国々で構成されています。
ティア3に関しては更に2段階の階層に分かれており、”Development 1”と”Development2”となります。
Development1は9か国、Development2は101か国が所属しています。
(情報はList of international rugby union teams様より引用)
Deveopment1
国 | 世界ランキング |
ベルギー | 23位 |
香港 | 25位 |
ブラジル | 26位 |
ドイツ | 27位 |
チリ | 29位 |
韓国 | 30位 |
ケニア | 32位 |
ジンバブエ | 40位 |
コートジボワール | - |
日本代表の立ち位置
日本代表は現時点でティア2の上位3か国のうちの1つ。
前回ワールドカップでも南アフリカを倒したということもあり、とても期待しています。
そうワールドラグビーの世界ではこのティア制度が日本チームの一つの足かせとなっているようなのです。
元々ワールドカップなどを除いた通常の国対抗の強化試合では、同じティア内で試合を組まれることがほとんどなのだそう。
日本代表は現在世界ランキング11位とはいえ、ティア2に所属する国。
となるとやはり強化試合の相手はティア2となることが多く、同レベルまたは格下相手の試合となることがほとんどのようなのです。
これが現状のティア制度の問題点の一つと言われているそうです。
まとめ
今回はラグビーにおけるティア1、ティア2などの意味とそれぞれ所属する国一覧、また日本代表の立たせられている位置について調べてみました。
ティア1、ティア2とは世界の国を強さによって3段階に分けたグループのこと。
日本はティア2の上位に所属している。
ティア2に所属する限りティア1所属国との強化試合を組むのは難しい。
このような情報が調べる中で分かりました。
皆さんも今後ニュースなどを見る中でティア1、ティア2などの単語が聞こえたら「あ、あのことだな」と思っていただければ幸いです♪